引っ越し

引っ越しの予算っていくら?事前に準備するべきお金の全知識

「引っ越しに必要な予算が知りたい」や「引っ越しの時って何にいくらかかるの?」など、引っ越しの予算について知りたいと思っていませんか?

引っ越しの予算は「家賃の4~5ヶ月分+引越し代+家電代」が必要で、金額にすると44万〜105万で引っ越しの条件によって大きく差がでます

この記事では、これまで引っ越しを11回してきた筆者が「引っ越しに必要な予算」と「費用を安くする方法」を下記の流れで解説をしていきます。

  1. 引っ越しに必要な3つの費用と予算の目安
  2. 人数別にわかる引っ越し予算の3つの参考例
  3. 賃貸の初期費用で交渉できる7つの項目
  4. 引っ越し業者への費用を最安にする4つのポイント
  5. 引っ越しの初期費用に関するQ&A

この時期を読めば引っ越しに必要な初期費用がわかり、お得に引っ越しができるようになります。

目次

1.引っ越しに必要な3つの費用と予算の目安

引っ越しの予算は44~105万程度で、主に下記の3つの費用がかかります。

必要な費用 予算の目安
1引っ越し業者への費用 2万〜15万
2賃貸の初期費用 30万〜70万
(家賃の4~5ヶ月分)
3.新生活に必要なものを揃えた場合の費用 12万~20万
費用の総額 44万〜105万

上記3つの費用はそれぞれの条件によって大きく変わってくるので、それぞれどんな条件でいくらになるのか?をこの記事では解説していきます。

ただ、もう少しピンポイントの予算の目安を知りたい方へ「一人暮らし、二人暮らし、三人暮らしの場合」でそれぞれ引っ越しに必要な予算の参考例をしました。

必要な費用 一人暮らしの場合の予算の参考例 二人暮らしの場合の予算の参考例 三人暮らしの場合の予算の参考例
引っ越し業者への費用 8.1万
(大阪→東京の場合)
6.7万
(埼玉→東京の場合)
7.2万
(都内の場合)
賃貸を契約する際の費用 32万
(家賃6万円の場合)
51.5万
(家賃10万円の場合)
7.0万
(家賃14万円の場合)
新生活に必要なものを揃えた場合の費用 13万
(ニトリで揃えた場合)
21万
(ニトリで揃えた場合)
なし
費用の総額 53.1万 78.9万 78.2万

上記の内訳については「2.人数別にわかる引っ越し予算の3つの参考例」でくわしく解説をしています。

この章では初期費用として必要な3つの費用の内訳やより細かな費用の目安を解説しています。

1-1. 引っ越し作業の予算目安

引っ越し作業の費用は、2万円〜20万円程度かかり目安としては下記の通りです。

引っ越し作業の予算目安一覧

単身荷物小 単身荷物大 2人家族 3人家族 4人家族
~15km未満
(同市区町村程度)
28,000円 36,000円 59,000円 71,000円 88,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
31,000円 39,000円 65,000円 78,000円 99,000円
~200km未満
(同一地方内)
39,000円 52,000円 78,000円 92,000円 118,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
49,000円 66,000円 113,000円 134,000円 139,000円
500km~
(長距離)
57,000円 80,000円 140,000円 168,000円 200,000円

引っ越しの作業の予算は見積もりの取り方で大きくかわるので注意

引っ越し作業は定額ではなく、引っ越しの条件やトラックの空き状況、見積もりの取り方によって、費用が180度変わるので注意が必要です。

そのため、実際に見積もりをとってみたら予算をオーバーしてしまう可能性もあります。

そうならないために引っ越し作業の料金をするためのポイントを「4.引っ越し業者への費用を最安にする4つのポイント」で紹介しています。

1-2.賃貸を契約する際の予算目安

賃貸の初期費用は新居の家賃によって変わり、おおよそ家賃の4~5ヶ月分が必要となります。

初期費用とは、敷金や礼金など、入居前に支払う必要がある以下の項目をまとめたものです。

費用の項目 予算の目安※
敷金(保証金) 1~2ヶ月
礼金 1~2ヶ月
前家賃 1ヶ月
日割り賃料 ———-
仲介手数料 0.5~1ヶ月
火災保険料 15,000円
鍵交換費用 20,000円
保証委託料 30~60%

上記の費用の詳しい説明をしていきます。※1ヶ月は家賃1ヶ月分の事

敷金(保証金)

敷金とは、新規契約の際、賃料や補修費用などの支払いを担保する目的で貸主へ預けるお金です。

一般的に「賃料の1〜2ヶ月分」が相場となっており、家賃滞納やあなたに原因のある室内損傷や破損がなければ、基本的には退去時に全額返還されます。

また、関西では敷金のことを保証金と呼んでいますが、役割や意味は一緒です。

礼金

礼金とは、部屋を貸してもらう”お礼”として貸主に支払う費用で、一般的に賃料の1~2ヶ月分が相場です。

敷金とは違い、退去の際に返還されません。

前家賃

前家賃とは、契約が開始される”翌月分”の家賃を事前に支払う費用です。

部屋を借りたあとも、月々の家賃は翌月分を先払いすることが一般的なので、このような形になっています。

不動産会社によっては翌々月分を求められる

不動産会社の規定で決まってるときは、翌月と翌々月の2ヶ月分を求められることがあります。

まとまったお金が用意できない人は、不動産会社に翌月分だけにしてもらえないか相談してみましょう。

日割り賃料

契約開始となる日が月初めの1日であれば日割り賃料は必要ないですが、中旬や下旬のときは家賃を日割り計算して算出します。

例えば、12月25日が契約開始日だとしたら12月31日までの”7日分”を日割り賃料として、初期費用に組み込みます。

30か31で割る計算は不動産会社によって異なる

日割り賃料は「毎月の賃料÷その月の日数」で計算します。

しかし、31日間ある月でも不動産会社の規定により、30日で計算されることがあるので少しだけ差が生じます。

規定ではなく単なるミスで計算してることも稀にあるので、金額が異なるときは念のため確認してみましょう。

仲介手数料

部屋を契約する手伝いをしてくれたお礼として、不動産会社に支払う費用です。

仲介手数料の上限は、家賃1ヶ月(税抜)までと法律で決められているので、1ヶ月分以上の請求をされたら違法となります。

火災保険料

火災保険の加入は全国どの賃貸物件でも必要で、2年間:15,000円前後のプランが多くなります。

多くの場合、貸主に指定された保険会社にそのまま加入しますが、指定の保険会社以外でも問題はありません。

鍵交換費用

鍵交換は任意の項目なので、借主が希望しなければ前の入居者と同じ鍵を使用することになります。

ただし、不動産会社の規定で退去後は必ず交換すると決めていることもあるので、事前に確認しましょう。

鍵の種類により金額が大きく異なる

鍵にはたくさんの種類があって値段も大きく異なり、高いものだと3万円以上する鍵もあるので、費用を確認してから希望するようにしましょう。

昔からある「くの字型」の鍵は安く、IC付のディンプルキーは高くなります。

鍵の種類を表したイメージ

引用:美和ロック株式会社

保証委託料

保証委託料とは、連帯保証人がいないときに利用する「家賃保証会社」に支払うお金で、一般的に賃料の30~60%が相場です。

連帯保証人がいても利用を求められることがある

最近では新規契約の6割以上が保証会社と契約することになっているので、多くの物件で保証委託料がかかると思った方がいいでしょう。

そして、保証委託料は保証会社に支払うお金なので、交渉して安くすることはできません。

なお、ここまで紹介してきた初期費用については交渉次第で1ヶ月以上安くにすることもできるので、その方法を「3.賃貸の初期費用で交渉できる7つの項目」で紹介しています。

1-3.新生活に必要なものを揃えた場合の予算目安

家具や家電などの生活に必要なものを一から揃えるとなると最低でも12万の予算は必要です。

費用の項目 予算の目安
1.家具・家電を揃える費用 11万〜20万
2.キッチングッズやバスグッズなどの生活必需品を揃える費用 1万円程度

1.家具・家電を揃える費用

家具・家電を揃える費用は、物の選び方によってピンキリになります。

そのため今回は、高品質低価格で人気のニトリで一人暮らしの家具・家電を揃えた場合の費用を算出しました。

シンプルでお得な値段の家具家電を中心に計算したところ、合計で「116,587円」になりました。

総額  116,587円
寝具 シングルベッド(フレーム+マットレス) 15,981円
家電 冷蔵庫 19,538円
洗濯機 24,448円
電子レンジ 5,882円
炊飯器 5,389円
電気ケトル 1,969円
掃除機 3,045円
家具 一人掛けソファ 18,590円
ローテーブル 3,695円
スタンダミラー 1,896円
ラグ 4,573円
カーテンセット 2,027円
テレビ台 5,489円
照明 4,065円

なお、新しく同棲を始める場合で、家具・家電を一から揃える際は上記の1.5倍〜2倍程度必要になります。

2.キッチングッズやバスグッズなどの生活必需品を揃える費用

新生活にはタオルやキッチン雑貨などの生活雑貨が必要で、一から揃えると1万円程度かかります。

安く抑えるのであれば、基本的に100円ショップで揃えることができます。

生活必需品の参考例

  • 調理用具(鍋・フライパンなど)
  • スポンジ・キッチン用洗剤
  • 食器(皿・箸・コップなど)
  • トイレットペーパー
  • 歯ブラシ・歯磨き粉
  • タオル類
  • シャンプー・ボディーソープ
  • ぞうきん
  • ゴミ箱・ゴミ袋

参考:現在の賃貸の解約に関する費用

現在の賃貸に住んでいる人は、現在の賃貸を解約する必要があります。

引っ越し時に発生するお金なので、解約する際は下記の2つのお金について理解しておきましょう。

費用の項目 費用の説明
返還される費用 1.敷金 敷金から修繕費を差し引いた金額が返還される
支払う費用 2.解約までの家賃 解約の手続きから1ヶ月間の家賃

上記の2つについて解説をしてきます。

1.敷金

賃貸を解約する際は、契約の際に支払った敷金が返還され、普通に使っていれば全額返ってきます。

ただ、入居者側の使い方の問題で汚れや傷が発生した場合は、それを修繕する費用が差し引かれた形で返ってきます。

入居者の責任になるかは、契約の内容や退去の際の状況によって決まりますが、入居者側の責任となる場合の例をまとめました。

入居者側の責任になる例

  • 引越し作業で生じた傷
  • 雨などが吹き込んだ事による、畳やフローリングの色落ち
  • 落書きなど故意の汚れや傷
  • タバコによるヤニや臭い
  • くぎ穴やネジ穴をあけた場合(画鋲の穴より大きいと危険)
  • 借主の所有するクーラーの水漏れを放置した事による壁の腐食
  • ペットによる柱などのキズ・臭い
  • 鍵の紛失・破損による取り替え

2.解約までの家賃

現在の賃貸の解約までの家賃は、解約の手続きが終わった日から、1ヶ月間の家賃を支払うという契約になっている場合が多いです。

ただ、日割りではなく、翌月分を全て支払う契約内容や2ヶ月先まで支払う契約内容の場合もあるので、まず契約書の内容を確認しましょう。

契約の内容がわからなければ、管理会社や紹介してもらった不動産屋さんに確認をしましょう。

解約の手続きは新居の審査後に行う

現在の賃貸の解約は、必ず新居の審査が通ってから連絡をするようにしましょう。

審査前に解約をしてしまうと新居の審査に落ちた場合に焦って、部屋探しをすることになります。

2.引っ越し人数別にわかる引っ越し予算の3つの参考例

引っ越しの費用の総額が具体的にどんな条件の際にいくらになるのか?を下記の3つのパターンでそれぞれ引っ越しに必要な予算の参考例をしました

なお、賃貸の契約条件は物件によってバラバラですが、わかりやすく例を紹介するために、下記の設定条件で計算してます。

  • 契約開始日は12月25日
  • 敷金・礼金・仲介手数料・前家賃は1ヶ月分
  • 日割り賃料は12月25日~12月31日の7日分
  • 火災保険料・鍵交換費用は相場の15,000円
  • 保証委託料は相場の50%

2-1.一人暮らしの引っ越し予算の参考例

一人暮らしの人が大阪から東京(500km程度)へ家賃6万円の家に引っ越しをした場合の参考予算はおよそ「531,000円」です。

大阪→東京で家賃6 万円に引っ越しをした場合の予算の参考例

費用
賃貸を契約する際の費用 20,000円
引っ越し業者への費用 81,000円
新生活に必要なものを揃える費用 130,000円
総額 531,000円

上記の内訳は下記の通りになります。

一人暮らしの初期費用の内訳

賃貸を契約する際の費用 敷金(1ヶ月) 60,000円
礼金(1ヶ月) 60,000円
仲介手数料(1ヶ月) 66,000円(税込)
前家賃(1月分) 60,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分 13,548円
火災保険料 15,000円
鍵交換費用 15,000円
保証委託料(50%) 30,000円
引っ越し費用 引っ越し業者への費用 66,000円
引っ越し先への交通費 15,000円
新生活に必要なものを揃える費用 家具・家電の費用 120,000円
生活必需品の費用 10,000円
総額 530,548円

家賃6万円ってどんな部屋に住めるの?

地方や東京23区外であれば、家賃60,000円で1DKの部屋を借りることはできるでしょう。

ただ、23区内や都心にアクセスのいい他県の駅で探す場合は、築の古い木造アパートの1R/1Kになることが多いです。

また、月収の手取りが190,000円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

2-2.二人暮らしの予算の参考例

二人暮らしの家族が埼玉から東京(50km)へ家賃10万円の家に引っ越しをした場合の参考予算はおよそ「789,000円」です。

埼玉→東京で家賃10万円に引っ越しをした場合の初期費用の参考例

費用
賃貸を契約する際の費用 515,000円
引っ越し業者への費用 67,000円
新生活に必要なものを揃える費用 210,000円
総額 789,000円

上記の内訳は下記の通りになります。

二人暮らしの引っ越しにかかる費用の内訳

賃貸を契約する際の費用 敷金(1ヶ月) 100,000円
礼金(1ヶ月) 100,000円
仲介手数料(1ヶ月) 110,000円(税込)
前家賃(1月分) 100,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分 22,581円
火災保険料 15,000円
鍵交換費用 15,000円
保証委託料(50%) 50,000円
引っ越し費用 引っ越し業者への費用 66,000円
引っ越し先への交通費 1,000円
新生活に必要なものを揃える費用 家具・家電の費用 200,000円
生活必需品の費用 10,000円
総額 789,581円

家賃10万円ってどんな部屋に住めるの?

家賃10万円であれば、23区内でも1LDKもしくは2DKの物件が見つかりやすいです。

ただ、マンションではなくアパートが多くなるので、セキュリティー面では不安が残るでしょう。

また、二人の合計月収の手取りが36万円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

2-3.三人暮らしの予算の参考例

三人暮らしの家族(子供1人)が都内で(15km)へ家賃14万円の家に引っ越しをした場合の参考費用はおよそ「777,000円」です。

埼玉→東京で家賃10万円に引っ越しをした場合の初期費用の参考例

費用
賃貸を契約する際の費用 705,000円
引っ越し業者への費用 72,000円
新生活に必要なものを揃える費用
総額 777,000円

上記の内訳は下記の通りになります。

三人暮らしの引っ越しにかかる費用の内訳

賃貸を契約する際の費用 敷金(1ヶ月) 140,000円
礼金(1ヶ月) 140,000円
仲介手数料(1ヶ月) 154,000円(税込)
前家賃(1月分) 140,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分 31,613円
火災保険料 15,000円
鍵交換費用 15,000円
保証委託料(50%) 70,000円
引っ越し費用 引っ越し業者への費用 71,000円
引っ越し先への交通費 1,000円
新生活に必要なものを揃える費用 家具・家電の費用
生活必需品の費用
総額 777,613円

家賃14万円ってどんな部屋に住めるの?

家賃14万円であれば、23区内でも1LDKもしくは2DKの物件が見つかりやすいです。

高層階の部屋を希望しなければ、セキュリティーの整ったマンションも可能です。

また、二人の合計月収の手取りが44万円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

2-4.

家賃を決めるときの目安は、「二人の合計手取り月収25~30%以内」に収めることが理想とされています。

ただ、つまり、二人の将来設計次第で大きく異なります。

そのため「年齢・勤務形態・年収」だけで家賃の目安を決めずに、まずはどんな目的で二人暮らしするのか考えた上で決めるようにしましょう。

合計の手取り収入 25%の家賃 30%の家賃
140,000円 35,000円 42,000円
160,000円 40,000円 48,000円
180,000円 45,000円 54,000円
200,000円 50,000円 60,000円
220,000円 55,000円 66,000円
250,000円 62,500円 75,000円
280,000円 70,000円 84,000円
300,000円 75,000円 90,000円

あくまでも目安として考える

引っ越しの費用は安くできないの?

費用の中でも「賃貸を契約する際の費用」と「引っ越し業者への費用」の2つについては方法次第で、大幅に値下げをすることが可能です。

それぞれの値下げするための詳しい方法は次章以降で解説をしていきます。

ただ、少し長くなったので、ぞれぞれの値下げのポイントをまとめると下記になります。

  • 賃貸を契約する際の費用:削りやすく、インパクトも大きい礼金をまず交渉する
  • 引っ越し業者への費用:「引越し侍」などの引っ越し見積もりサイトを使って、相見積もりをとる

なお、この記事の方法を使うことで、下記のように「賃貸を契約する際の費用」は家賃1ヶ月分以上、「引っ越し作業」については半額以上値下げした事例もあります。

3.賃貸の初期費用で交渉できる7つの項目

賃貸を契約する際にかかる費用のうち、安くできる可能性があるのは以下7つなので、項目別に交渉方法を事前に確認しておきましょう。

賃貸の交渉可能な費用

まずは、物件情報などに書かれている項目の、下記の中から一つを選んで交渉してみましょう。

  • ①礼金(礼金が入っている場合)
  • ②仲介手数料(仲介手数料がかかる場合)
  • ③フリーレント(フリーレントが入っていない場合)
  • ④家賃(最後の手段)

交渉の成功度、削減額を踏まえ、上から優先的に交渉をするのがおすすめです。上記に関しては、あまりに交渉が続くと貸主への印象が悪いので、できれば1項目、多くても2項目までにしておきましょう。

そして、具体的に契約のタイミングでは請求書をしっかり確認し、下記の観点が入っていれば交渉の余地がさらにあります。

  • ⑤火災保険料
  • ⑥鍵交換費用
  • ⑦入居安心サポート・除菌消臭費用

それぞれどうやって交渉すればいいかを解説していきます。

交渉がうまくいった人は、トータルで家賃1ヶ月分以上、安くすることに成功しているので、できる範囲で交渉した方がいいです。

ただし、マナーとして申し込みをするタイミングで、不動産会社に交渉するようにしましょう。審査後に値引きしてくれと言うと貸主の印象も悪く、入居を断られることもあります。

①.礼金

礼金は削りやすく、インパクトも大きいので礼金がかかる場合は最優先で交渉しましょう。

礼金の場合は貸主にも見返りがあるような交渉が望ましいので、以下のように交渉してみましょう。

短期違約金を条件に入れて、1年以内の解約は賃料1ヶ月分を違約金として支払うので、礼金を0にしてください

この条件で交渉すれば、ただ単に礼金を0にしてと言っているわけではないので、悪い気はされないでしょう。

期間は長い方が確率は上がる

少なくとも2年以上住むことが決まっている方であれば、1年以内ではなく2年以内に期間を延ばすことで、より交渉が成功する確率が高くなります。

そして、貸主も「この人は長く住んでくれそう」と思われることもあるので、お互いに良い関係が築けるかもしれません。

他社の情報も確認してみる

礼金は不動産会社が自由に決められることもあるので「suumo」や「HOME’S」で希望の物件情報を確かめてみましょう。

A社では礼金1ヶ月、B社では礼金0ということもよくあります。

もし他社で礼金が0のときは不動産会社に「他社が礼金0で募集してるので、御社も同じ条件にしてください」と伝えてみましょう。

②. 仲介手数料

仲介手数料も比較的交渉しやすく、無料にできることも多いので、かかるようであれば交渉しましょう。

この際、2社〜3社に見積もりをとって最安の金額を不動産会社の担当者に伝えましょう。

こちらも「suumo」や「HOME’S」で希望物件を取り扱っている不動産会社を探して「初期費用をメールで送ってください」と伝えます。

そして、仲介手数料の金額を確認して「C社は仲介手数料無料で契約できると言ってるのですが、御社はどうですか?」と確認してみましょう。

物件名をインターネットで検索する

最近では、物件名を検索するだけで「●●マンション|仲介手数料無料」と、たくさん出てくるので、内覧前の段階の人は仲介手数料が安い会社から問い合わせるのもアリです。

③. フリーレント

フリーレントとは、決められた日数分の家賃が無料になることで、取得できる平均値は0.5ヶ月〜1ヶ月です。

インパクトも少なくはなく、毎月の家賃よりは交渉しやすいため、つけてくれるように頼みましょう。

そして、交渉が成功しやすいのは引越しシーズン以外の3月下旬〜12月の毎月下旬です。

なぜなら、3月〜12月は閑散期にあたり、引越しする人が少なく契約が取れていないので、営業マンはその期間中に1件でも多く成約したいと焦っているからです。

そんなときには下記のように交渉してみましょう。

有効な交渉方法

今月中に契約と契約金の支払いを済ませることを条件に、来月分をフリーレントにしてくれるならすぐに申し込んで契約しますが、どうでしょうか?

月初めの交渉はNG

賃貸物件の場合、申し込み〜入居開始までは一般的に3週間前後なので、月初めに交渉しても効果は薄いです。

そうなると、交渉も受け付けてもらえないどころか、入居を急かされて当月中の日割り賃料も払うことになるので、月初めの交渉は絶対にやめましょう。

④.家賃

難易度は非常に高いものの、初期費用も毎月の費用も安くできるのが家賃です。

他の交渉に失敗した場合や、安くする余地がない場合はダメ元で交渉しましょう。

貸主には「今すぐにでも契約する意思がある」と伝えることがなによりも大切で、下記のワードが有効的に使えます。

家賃交渉で使えるワード

  • 会社の決まりで、家賃が●●万円を切れば週末にでも契約することができる。
  • 別の物件と迷ってるが、こっちがあと●●円安くなるならこっちに決めたい。
  • 今週中に決める必要があって、契約金もすぐに支払える。

太文字で表したワードを使うことで貸主は「いつ来るかわからない他の入居希望者を待つより、この人で決めた方がいいか」と思う確率が高くなります。

入居者が決まれば貸主には毎月の家賃収入が入りますが、値引きを断ったことで仮にそこから2ヶ月間部屋が埋まらないと、相当な痛手になるのです。

交渉する金額の目安

家賃に対してあまりにも大きい金額を交渉することは危険です。

なぜなら、貸主から常識がないと判断され入居を断られてしまう恐れがあるからです。

そのため、下記の金額を目安に交渉してみましょう。

物件の家賃:交渉金額

  • 30,000円〜70,000円:1,000円~3,000円
  • 70,000円〜100,000円:2,000円〜5,000円
  • 100,000円〜150,000円:3,000円〜7,000円
  • 150,000円〜200,000円:4,000円〜10,000円

⑤. 火災保険料

賃貸物件の火災保険は加入が必須ですが、貸主が指定する保険会社に加入する義務はありません。

なので「自分で探して契約したいから、最低限の保証プランを教えてください」と、不動産会社に伝えましょう。

そして、教えてもらったプランを火災保険の会社に伝えればすぐに見合うプランを出してくれるので、あとは申し込みするだけです。

相場より安い火災保険会社

全労済」か「楽天損保」の火災保険が相場より半額近く安いので、不動産会社にここの会社で加入を希望すると伝えましょう。

契約完了したら保険証券が発行されるので、できる限り入居開始前までに提出することが望ましいです。

⑥. 鍵交換費用

鍵交換費用は貸主が支払うことが妥当と国が定めてるので、原則は貸主の管理業務のひとつです。

国交省ガイドラインには下記の通り記載されています。※21ページ記載

鍵の取替え(破損、鍵紛失のない場合) (考え方)入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人の負担とすることが妥当と考えられる。

上記のことから、貸主に交渉してもらうように不動産会社の担当者へ依頼しましょう。

基本的には「鍵交換費用で契約がなしになるぐらいなら、貸主が負担する」となったケースが比較的多いです。

⑦. 入居安心サポート・除菌消臭費用

基本的に任意となり、万が一のときは民間のサービス会社でも対応できる内容なので、必要ないと伝えましょう。

また、各社商品名を変えて2年間で15,000〜20,000円前後の金額を説明もしないで請求書に盛り込むことがあります。

そのときは「必要ないので請求書から削除お願いします」と伝えましょう。

大手不動産会社の商品名一覧

アパマンショップ エイブル ミニミニ ピタットハウス
商品名 安心入居サポート コンシェルジュ24 入居安心サービス ピタットハウスの安心サポート

4.引っ越し業者への費用を最安にする4つのポイント

引っ越し業者への費用は見積もりの取り方次第で料金に差が出やすく、半額以上値下げして引っ越しすることもできます。

逆に何も知らずに依頼すると相場の倍以上の料金を提示されることもあるので、引っ越し料金をお得にするための4つポイントを解説していきます。

引っ越し料金を最安にする4つのポイント

  • ポイント1.1日でも早く見積りをする
  • ポイント2.相見積もりをとる
  • ポイント3.一括見積りサイトを使う
  • ポイント4.値下げ交渉をする

ポイント1.1日でも早く引っ越し連絡をする

あなたにとって最安の業者があったとしても、トラックの空きがないと予約はできないので、「引越し先の住所・引越し時期」が決まっていれば1日でも早く連絡しましょう。

また、引越し業者への連絡が遅くなるほど引越し料金は値上がりします。

なぜなら、引越し予定日までの日がないと、トラックや従業員等の調整が効かないので安くするためのプランが提案されづらくなるからです。

ポイント2.相見積もりをとる

引っ越し業者を決める際は必ず2~3社から見積りをとった上で決めましょう。

なぜなら、相見積もりをせずに単体で見積もりをとるとぼったくられやすいからです。

単体で見積もりをとっていると出された見積額が妥当かどうかわかりません。

それを良いことに、相見積りをしていない人に対して、自分の成績の為に高額な見積額を提示する営業マンも中にはいます。

料金交渉もしやすくなる

引っ越しの見積もりは営業マンの言い値で決まるので、値下げ交渉をすることもできます。

複数社から見積もりをとる、相見積もりをすれば、料金交渉を行う際に他社の金額を材料にする事ができるので、値下げしやすくなります。

ポイント3.引っ越し見積りサイトを使う

引っ越し見積りサイトとは下記のように引っ越し業者への見積り依頼をまとめて代行してくれる便利なサービスです。

引越し見積りサイトの仕組みの図

引っ越し見積りサイトを使えば、あなたの引っ越し条件に対応可能な業者をピックアップしてくれ、さらに引っ越し業者は自動的に他社の金額を意識して安い金額を提示してくれます。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 相見積りを前提とした金額で見積りをしてくれるから

引っ越し見積りサイトは引越し侍がおすすめ

引っ越し見積りサイトのデメリットとして電話が鳴り止まなくなりくらい連絡がくることが挙げられます。

しかし、大手引っ越し見積りサイトの引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば、「概算見積額を確認しながら業者を絞る」ことができるので、むやみに多くの業者から電話がかかってくる事はありません。

ネット見積り比較&予約サービスの予約画面

引用:引越し侍

また、提携業者がトップクラス(290社以上)なので、あなたにとっての安い業者が見つかりやすく、単身パックでおすすめの日通からも見積もりをとることができます。

引越し侍の公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

引越し侍がおすすめな理由を詳しく知りたい方は別記事の「おすすめの引越し比較サイト2選|13サイトを比較してわかった注意点と選び方」で13サイトを比較しながら紹介しています。

ポイント4.値下げ交渉をする

引っ越し作業は営業マンの言い値なので、値下げ交渉をすれば引っ越し料金をよりお得にできる可能性があります。

しかし、ただ、やみくもに交渉をしても値引きは上手くいきません。

そのため、交渉のテクニックや実際の流れを会話例付きで解説していきます。

交渉のテクニック

ただ、強気に交渉したり、粘り強く値下げ交渉しても逆に営業マンの心象を悪くしてしまうこともあります。

そうならずに、営業マンに対して上手に値下げ交渉をしていくテクニックを解説してきます。

値引き交渉のテクニック

  • 予算は伝えない
  • 判断のポイントが値段である事をキッチリと伝える
  • 自分に選択権は無いことを伝える
  • 引っ越しの日程の範囲を広くする
  • 混載便にできないか聞いてみる
  • いつまでに決めるかを伝える
  • 値引き交渉は基本1回
予算は伝えない

予算を伝えると予算より安い金額にするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。

会話例

営業マン:ちなみに予算はおいくらぐらいを想定していますか?

利用者:複数社の料金やサービスを比較してその中での一番良いところにしようと思っているので、特に決めていません。

判断のポイントが値段である事をキッチリと伝える

特に大手の場合、値段以外の安心感などを交渉材料にして値段の交渉を避けてくる場合があるので、値段で判断する事を明確にして値下げをしやすくしましょう。

会話例

営業マン:ウチは作業員が全員正社員なので安心です。その分、料金は他社さんより高くなってしまいますが、バイトを使っているところは信用できませんよ。

利用者:確かにそうですよね。ただ、今回の引越しについては一番お安いところにお願いをしようと思っているので、ご料金についても相談させてもらいたいです。

引っ越しの日程の範囲を広くする

日程やプランに希望がない場合は「できる限り日程の範囲を広く」して引っ越し屋さんのが提案できる一番安い日程にすれば費用を安くできます。

ある程度の範囲を伝えたあとは、自分の都合の悪い日程や時間を忘れずに伝えるようにしましょう。

会話例

利用者:引越しは3月1日から3月25日の間で一番安い日程でお願いしたいです。なお、火曜日と午前中は対応ができませんので、そちらの日程は外していただきたいです。

営業マン:3月17日の最終の便ではどうでしょうか?最後なので、前の作業によって時間が前後しやすいですが、その分お安くできます。

混載便にできないか聞いてみる

引っ越しの運送プランは1台のトラックで複数の人の荷物を運ぶ混載便の方が料金が安くなりやすいのでおすすめです。

ただ、他の人の荷物も合わせて運んでいるため、荷物の到着が遅くなるというデメリットもあります。

また、荷物が多すぎると混載便では運べない可能性があるので、見積りの際に「混載便」である旨を伝えて営業マンに判断してもらいましょう。

自分に選択権が無い事を伝える

自分以外の第三者に決定権がある事を伝える事で即決を求めてくる営業担当者を抑止できます。

また、断りの連絡を入れる際も自身に選択権がないと断りやすいです。学生の場合は両親、社会人の場合は会社に決定権があるなどと伝えましょう。

会話例は「いつまでに決めるかを伝える」で併せて紹介します。

いつまでに決めるかを伝える

期限をしっかりと伝えることで即決を求めてくる事を抑止できますし、結果が早くわかるので営業担当者にもやる気を出してもらいやすいです。

あまり時間をおきすぎてもトラックの空き状況などが変わってしまうので、訪問見積りの翌日か翌々日ぐらいに決められると良いです。

もちろん、必ずその期日までに決めないといけないわけではないので、迷ったり不安な場合はじっくりと考えてから結論を出しても良いです。

会話例

営業マン:この場で決めてくれれば、○○,○○○円まで値下げします!

利用者:すみません。私一人では決められないので、主人と相談して決めさせていただきます。お返事は明日までにはしますので、、

値引き交渉は基本1回

値引き交渉は1社につき1回が望ましいです。

2回以上してしまうと、営業担当者に「エンドレスに値下げ交渉をされるのではないか」「面倒な客ではないか」という印象を与えてしまいます。

ただし、最終決定の時は「この金額より安かったら御社にする」「この金額だったら御社にする」と言えば値段交渉がエンドレスに続くという印象を持たれないので2回目の値下げ交渉を行っても問題ありません。

特に3〜4月の繁忙期に交渉をしすぎると逆に断られてしまう可能性もあるので注意しましょう。

会話例

お世話になっております。先日、訪問見積りをしていただいた○○です。

訪問見積りの際は、色々とアドバイスをいただき、ありがとうございました。

今回は見積りの件でご連絡をさせていただいたのですが、今お時間よろしいでしょうか?

実は、他社さんが○○,○○○○円でやっていただけるとおっしゃっていて、▲▲,▲▲▲円まで値下げしていただけるのであれば、

御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?

値引き交渉の流れ

交渉の際は、具体的な他社の金額を提示するのがもっとも効果的です。

ただ、提示のタイミングを間違えると値引きの額が少なくなってしまう可能性もあるので、実際の流れを解説していきます。

1社目

1社目は比較する見積り額がないので「相見積りをとって一番安いところにお願いをします」と伝えておきましょう。

2社目以降

まず、前の業者の具体的な見積り額は伝えず、「想定以上に安くなった」などプレッシャーをかけてみましょう。

その上で提示してもらった金額が前の業者より高ければ前の業者の金額を伝え値下げしてもらいましょう。

前の業者よりも安ければ前の業者より安かったことは伝えずに、「検討します」とだけ伝えましょう。

最後の1社の見積りが出たら

上記の流れで最後の1社の見積り額が出たら最初の1社目に最後の1社の見積り額を提示し値下げ交渉を行いましょう。

2社目以降でまだ値下げ交渉をしていない業者があれば同じ手順でこれを繰り返し行います。

5.引っ越しの予算に関するQ&A

引っ越しの初期費用に関するよくある質問をまとめました。

Q1.ゼロゼロ物件ってお得なの?

A.デメリットが多くおすすめできません。

通常の募集で入居者が集まらなかった人気のない部屋が「ゼロゼロ物件」として募集されているケースが多いです。

主な原因としては下記のようなことが考えられます。

  • 駅から物件まで15~20分歩く
  • 急で長い坂道がある
  • 線路沿い・大通り沿いでうるさい
  • 面倒な住人が住んでいる
  • 墓地が目の前
  • 事故物件(過去に自殺や殺人があった部屋など)

上記のような理由でゼロゼロになっている可能性があるので、検討するときは自分の目で周辺環境を確かめてから契約するようにしましょう。

また、事故物件かを調べるには「大島てる」の事故物件公示サイトが便利なので、活用してみましょう。

Q2.初期費用が安くなるの不動産会社を知りたい

A.主要都市ごとに利用しやすいおすすめ不動産会社を紹介します。

下記の賃貸サイトから物件を探すだけで、仲介手数料は安くなります。

会社名 エリア ポイント
スマ部屋 東京 仲介手数料無料の物件がとにかく多い、分割払いも可能
ゼロ賃貸 大阪 仲介手数料無料に加え、敷金0礼金0の物件も多い
NAGOYA家不動産 名古屋 仲介手数料無料に加え、ペット可物件も多い
ベストバランス 福岡 仲介手数料無料に加え、LINEで物件の確認ができる
札幌ZERO賃貸 札幌 仲介手数料無料に加え、学生向けの物件も多い
39room 全国 どんな物件でも仲介手数料無料もしくは39,000円の一律料金

すでに契約したい物件が決まってる場合は、「39room」に問い合わせて契約だけすれば、手間もかからず仲介手数料が安くなります。

Q3.単身引っ越しなら単身パックが安いの?

A.単身パックが安いとは限りません。

単身引っ越しで安い引っ越し業者を探すと多くのサイトでは「単身パック」という単身向けの格安サービスをおすすめされることがありますが、安易の単身パックを選ぶのは危険です。

なぜなら、単身パックは安く利用できる条件が限られており、利用条件に合わないと逆に割高なサービスになることもあるからです。

なお、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば、単身パックの利用条件が合う場合、「単身パックを扱っている業者」を表示してくれます。

単身パックの中でも日通の単身パックは利用条件が合えば安いので、候補に出てきた場合は見積もりをとりましょう。

Q4.引っ越しの料金はどうやって決まるの?

A.引越し料金は「基本運賃」「割増料金」「実費」「オプション」の4つで構成されており、これらの料金を計算して、最終的な引越しの料金が算出されます。

引越しの相場や、業者によって見積り額に差が出るのは、「基本運賃」以外の料金設定が各引越し業者によってバラバラだからです。

基本運賃」「割増料金」「実費」「オプション」がどうやって決まるかは下記で解説していきます。

Q4-1.基本運賃ってなに?

A.引越しにかかる最低限の費用のことです。

こちらは国土交通省が定めている「標準引越運送約款」を元にして計算する業者が多いので、業者によって大幅に変わることは少ないです。

基本運賃は、「引越しの距離または引越しにかかる時間」と「トラックのサイズ」の2つによって料金が決まります。

ただ、引越し業者の独自の約款で算出されている場合もあるので注意が必要です。

※標準引越運送約款とは国土交通省より告示された、引越し会社と消費者間のトラブルを未然に防ぐことを目的としてつくられたルール。

近畿運輸局の基本運賃の表

引用:近畿運輸局

Q4-2.割増料金ってなに?

A.引越しの曜日などの「基本運賃以外の条件」によって加算される追加料金のことです。

割増料金は最も業者によって差が出る項目です。

例えば、引越しを日曜日にしようとした場合、A社は3割増しで計算をして、B社は業者割増をせずに計算されるといったこともあるからです。

Q4-3.実費ってなに?

A.引越しの際に発生する「高速道路代」「作業員の人件費」「梱包※資材」などの費用です。

特に「作業員の人件費」や「梱包資材」などの料金は業者が自由に設定できるので業者によって差が出ます。

※梱包(こんぽう)・・・引越しの際に家具、家電を汚したり、壊さないよう保護する作業

Q4-4.オプション料金ってなに?

A.引越しをより便利に楽に行える様に業者は行っているサービスの料金のことです。

こちらも料金設定は業者によって様々です。

例えば、洗濯機の取り外しを依頼した場合にA社は無料で、B社は8,000円かかるということも珍しくありません。

オプションサービスをどのぐらい利用するかによって引越しの料金は大幅に変わってきます。

主なオプションサービスの料金の相場を一覧にしたので参考にしてみてください。

オプション内容 相場
荷造り・荷ほどきサービス(単身の場合) 15,000円~30,000円(どちらかを依頼した場合)
荷造り・荷ほどきサービス(家族の場合) 50,000円~90,000円(どちらかを依頼した場合)
不用品の回収 3,000円~10,000円
荷物の一時預かりサービス 15,000円〜70,000円
洗濯機の取り外し・取り付け 3,000円~8,000円(どちらかを依頼した場合)
エアコンの取り外し・取り付け 5,000円~15,000円
テレビなどの配線サービス 3,000円~2,000円
ペットの引越し 40,000円~50,000円
害虫駆除 15,000円〜30,000円
ハウスクリーニング  20,000円~110,000円
ピアノの輸送 50,000円〜
美術品・骨董品の輸送サービスの相場 10,000円~
自動車・バイクの輸送サービス 30,000円

まとめ

引っ越しの予算についてお分かりいただけたでしょうか?

引っ越しに必要な初期費用は下記の3つで、必要な費用は新居の家賃や引っ越しの条件など人によってバラバラで、総額44~105万程度かかります

必要な費用 一人暮らしの場合の予算の参考例 二人暮らしの場合の予算の参考例 三人暮らしの場合の予算の参考例
引っ越し業者の費用 8.1万
(大阪→東京の場合)
6.7万
(埼玉→東京の場合)
7.2万
(都内の場合)
賃貸を契約する際の費用 32万
(家賃6万円の場合)
51.5万
(家賃10万円の場合)
7.0万
(家賃14万円の場合)
新生活に必要なものを揃えた場合の費用 13万
(ニトリで揃えた場合)
21万
(ニトリで揃えた場合)
なし
費用の総額 53.1万 78.9万 78.2万

初期費用の中でも「賃貸を契約する際の費用」と「引っ越し作業」の2つについては方法次第で、大幅に値下げをすることが可能です。

ぞれぞれの値下げのポイントをまとめると下記のようになります。

  • 賃貸を契約する際の費用:削りやすく、インパクトも大きい礼金をまず交渉する
  • 引っ越し作業:「引越し侍」などの引っ越し見積もりサイトを使って、相見積もりをとる

あなたが引っ越しの初期費用にいくらかかるのかを理解し、損することなく新生活をスタートできることを願っています。

引っ越し

引っ越しの予算っていくら?事前に準備するべきお金の全知識

「引っ越しに必要な予算が知りたい」や「引っ越しの時って何にいくらかかるの?」など、引っ越しの予算について知りたいと思っていませんか?

引っ越しの予算は「家賃の4~5ヶ月分+引越し代+家電代」が必要で、金額にすると44万〜105万で引っ越しの条件によって大きく差がでます

この記事では、これまで引っ越しを11回してきた筆者が「引っ越しに必要な予算」と「費用を安くする方法」を下記の流れで解説をしていきます。

  1. 引っ越しに必要な3つの費用と予算の目安
  2. 人数別にわかる引っ越し予算の3つの参考例
  3. 賃貸の初期費用で交渉できる7つの項目
  4. 引っ越し業者への費用を最安にする4つのポイント
  5. 引っ越しの初期費用に関するQ&A

この時期を読めば引っ越しに必要な初期費用がわかり、お得に引っ越しができるようになります。
(さらに…)