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北海道・東北
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ももの里で見つけた新たな可能性(福島県伊達市)

JR福島駅に隣接する、阿武隈急行線。現地では「あぶきゅう」の名で親しまれているこの鉄道では、駅ごとに個性溢れるキャッチフレーズがあり、停車時の車内放送で聞くことができる。例えば「いで湯と果物の里・福島」「いちごとくだものの里・二井田(にいだ)」「伊達氏のふるさと・梁川(やながわ)」といった具合だ。都会の満員電車とは一線を画すその雰囲気を楽しみながら電車に揺られること、およそ20分。今回の取材場所である伊達市役所の本庁舎がある「さわやか田園都市・(大泉)」に到着した。

阿武隈急行線の路線図

伊達市は福島県の北部に位置し、東には霊山、西に吾妻連峰、そして北には宮城県境の山々が遠望できる、緑豊かな盆地の中にある市だ。そんな自然環境から四季折々に楽しめる観光資源が豊富で、中でも「霊山太鼓まつり」や「伊達ももの里マラソン」は全国から数多くの人が集まるという。また、農業が盛んなまちとしても有名であり、名産の桃や柿(あんぽ柿)をはじめとした果物が1年を通して豊富にとれるのも大きな特徴だ。

多くの人で賑わう、霊山太鼓まつり

2011年の東日本大震災以降、復旧・復興の取り組みも各分野で進んでおり、平成32年には「復興支援道路(相馬福島道路)」が開通予定。現状の国道115号線から大幅に周辺への移動が便利になり、物流もより新鮮なものが早く届くような環境になる見通しという。そうした復興への動きに対する想いと、地の利を活かした農業への取り組みが相俟って、新規就農者の支援にも注力。毎年実施をしている農業体験ツアーでは、2016年には年間を通して20名を超える参加者がおり、中には実際に新規就農にチャレンジする方も出てきているという。

伊達市市民生活部 市民協働課の村田華さん、板垣厚志さん

 

「伊達市では、これからの高齢化社会を見据えた健康づくりへの注力として「健幸都市宣言」を行い、各集会所の単位で元気づくり会を実施しています。結果、実施前と比べて市民の体力年齢が平均で6.5歳も若返っていたり、都会と異なり現状では待機児童もゼロで、屋内の遊び場が充実しているなど、子育て環境にも自信があります。特にこれから子育てに向かう若い世代の方や、就農希望者の方などには是非一度足を運んで頂きたいですね!」(板垣さん)

市、県、そして東北全体の復興に向けて地域が一丸となって前に向かって進んでいる伊達市では、独自に進めている「地域おこし支援員」の取り組みに加えて、移住関連イベントへの出展や空き家バンクの開設など、本格的な移住定住促進の活動をこれからいよいよ加速させていくとのこと。東京からも2時間かからず、仙台等の都市部への便利な立地にありながら、満点の自然環境を楽しめる新しい生き方を求めて、今後益々注目を集めていきそうな予感がした。

 

地域おこし支援員(伊達市公式HP) http://www.city.date.fukushima.jp/soshiki/1/130.html

地域おこし協力隊といえば、2009年に総務省によって制度化されて以来、多くの地方で活躍しているのを見聞きすると思うが、伊達市では「地域おこし支援員」と銘打ち、独自の取り組みを展開しているという。今回はそんな地域おこし支援員として活動をしている3名の移住者からお話を伺った。

伊達市 地域おこし支援員の河村さん、北澤さん、内田さん

先ずはそれぞれの自己紹介と、伊達市に移住したキッカケを教えて下さい。
河村さん:横浜出身で、新卒で地域おこし支援員となり伊達市に移住しました。東日本大震災をきっかけに、被災地…その中でも福島県に強い想いを持つようになり「若いうちにしかできないことをやりたい」、そして「伊達市にはいろんな可能性がある!」と思って移住を決断しました。

北澤さん:千葉県出身です。私も大震災が一つの大きな起点で、学生時代飯舘村にボランティアで入っていたことが原体験となりました。伊達市への移住は、東京で行われた地域おこし協力隊の募集イベントに参加し、伊達市のブースで詳細なお話を聞いたとき、他の自治体以上にある意味ミッションフリーで、地域のためになることであれば、自分のやりたいことができるのかなと感じて決めました。

内田さん:自分も東京でのイベントが決め手でしたね。出身は神奈川で、長年ネットワークエンジニアをやっていたのですが、震災後、災害に強いネットワークシステムを構築する仕事で石巻に駐在したんです。業務で被災地のいろんなところを回る中で、「東北っていいなー」って思ったんですよ。で、業務を終えて一時関東に戻ったのですが、毎日の満員電車に疑問を感じる中、地域おこし協力隊をフォーカスしたテレビドラマを見て、「何これ!やりたい!」って(笑)

事務所でのお仕事の様子

皆さんやはりあの大震災が大きな起点になっているんですね。地域おこし支援員としては、どんな活動をしているのですか?
河村さん:現在は市全体で現役の支援員が6名おり、それぞれに担当地域を持って活動をしています。一言で福島県といっても、浜通り・中通り・会津とそれぞれの地域で異なる特色があるのですが、私は伊達市に入って、コミュニティアートを主軸に活動をしています。最初は、地域で取り壊しが決まっていた廃校舎の体育館に寄せ書きの地域アートから始めて、ライブペイントで「楽しむ」ということを起点に地域を繋げたいなと、日々活動をしています。

北澤さん:地域のイベントのお手伝いをしたり、耕作放棄地を活用した野菜づくりをしたり、最近はフォトコンテストを準備中だったりと、活動は多方面に渡ります。支援員同士はもちろん、地域の様々な方と触れ合う機会がとても多いですね。伊達市は初めて外から来た人には比較的保守的な印象を持たれやすいように感じるのですが、軌道に乗ってスイッチが入ると物凄いパワーが出る地域でもあると思っていて、今後は地域の集落センターをより明るい雰囲気の空間にしていきたいと考えています!

内田さん:担当地域の活性化が支援員としてのメインミッションになるわけですが、小さい地域だからこそ一つにまとまっていくことの重要性を日々感じています。自分はもともと人とコミュニケーションの多い環境が好きだったので、移住してからの日々とそれ以前の生活を比較しても、良かったなと思います。何より、ここに住んでから念願の嫁探しも達成できたので(笑)

おめでとうございます!それはもう、移住万歳ですね(笑) お三方ともご出身が関東ということで、実際に伊達市に住んで感じる違いはありますか?
内田さん:言わずもがな車社会というのは大きいです。電車乗り換えとかが無いので、意外と運動不足になりやすかったり。あと、雪も降るのでガス代や電気代はむしろ都会に住んでいた頃よりもかかっているかもしれないですね。

北澤さん:お祭りごとが盛んなのも地方ならではかも。太鼓まつりは圧巻なので是非見て欲しいですね。既に卒業した支援員の先輩には、結婚し子育てしている方や、トマト農家をはじめた方もいますが、時間の流れ方が変わった実感は大きいです。あ、最初驚いたのは、地域で仲良くなった方に「死ぬほどの量」の野菜を頂けたことかな(笑)

河村さん:確かに!僕は毎週地域の子どもに英語を教えているのですが、晩御飯をご馳走になった上に、物凄い量のお土産も頂けたり。住民同士の繋がりの強さは、都会とは大きく違いますね。

なるほど。休日の過ごし方はどんな感じなんですか?
北澤さん:読書をしたり室内で過ごすことが多いですが、例によって運動不足なので最近はランニングを始めました(笑) スーパーやホームセンター以外の洋服類などの買い物は、福島市まで行ってすることが多いかな。
河村さん:私は今後のスキルアップのために英語を勉強しています。東京は娯楽で余白があっという間に埋まりやすいんですが、逆にこの土地では、そうした自己啓発なんかに時間を使いやすいように思います。

最後に、移住検討者に対してアドバイスをお願いします。
河村さん:今の自分は、毎日が一般の会社ではやらないような経験ばかりなので、ゼロイチを日々実感出来ています。そういう意味でも、人生のキャリアアップを目指している若い方なんかにとって、伊達市は凄く良い環境だと思います。

内田さん:初めての土地に移住して全てを一からやるのには、協力者の存在って絶対に必要だと思うんです。興味を持ったらまず足を運んでみて、友達を作れたら良いんじゃ無いかな。やっぱり一度きりの人生なので、好きなように生きた方が絶対に良いって思います!

北澤さん:そうですね。伊達市は福島駅にも近くって、田舎と都会の生活を両方とも享受できる稀な土地でもあるので、どんな志向の方にとっても、気軽に住めると思います。是非一度、遊びに来てください!

ありがとうございました!

伊達市(だてし)は、福島県の中通り北部にある人口約62,000人(平成27年)の市だ。面積265.1㎢のうちおよそ65%を森林と農地が占めており、桃や柿をはじめとした果物が1年を通して豊富にとれるのが特徴。

<自然環境>
市内には、四季折々の豊かな自然環境や歴史的・文化的遺産等の観光資源が数多くある。国の史跡名勝にも指定されている「霊山」、戦国武将の伊達政宗が戦勝祈願を行った「梁川八幡神社」のほか、四季を通じて色を変える公園などが市内に数多くある。

<特徴>
移住体験者を含む現地での体験施設として「りょうぜん里山がっこう」がある。
昭和44年に廃校になった校舎を移築し、地域の子供からお年寄りまでの人が日々様々な体験活動を行なっており、地域互助や地元雇用の受け皿として活動を継続している。具体的には、親子向けにパン工房でのパンづくり体験、大人向けの健康麻雀教室、企業・団体向けの研修対応もしており、県北の参加者を中心に遠方からも多くの方が訪れるという。

NPO法人りょうぜん里山がっこうの高野さんご夫妻

「移住を検討する方は、住宅・仕事も含めてリアルなシミュレーションをしながら、時間をかけて検討してみると良いのではないかと思います。長い活動の中で、里山がっこうでの体験活動などをきっかけに、伊達市へ移住をしてきた方も増えてきました。今は「U・Iターン者と共につくるりょうぜん未来プロジェクト」を推進しており、市・県外からの人達とも一緒になってこの取り組みを広げたいと考えています。地方への移住を検討している方は、是非里山がっこうの家「ほっこ里」に宿泊しながら、来て見てください。」(高野さん)

<交通>
東京駅からJR伊達駅まで、東北新幹線等を利用して最短で1時間45分程度。東北新幹線を利用し、最短で40分の距離に仙台駅もあり、都市部への移動にはとても便利な地域。

2件北海道・東北
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福島県伊達市

  • 夏が涼しい
  • 山がある
  • アウトドアスポーツが楽しめる
  • 医療・福祉施設がある
  • 農林水産業従事への支援がある
  • 育児支援がある
  • 住宅支援がある
  • 起業支援がある
  • 就職・転職支援がある
  • 生活支援がある
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ももの里で見つけた新たな可能性(福島県伊達市)

口コミ

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マイルドヤンキー文化

マイルドヤンキー文化が根底にあるので、ヤンチャな人も多いです。 ただ、地元に溶け込めれば充実した生活ができます。 早婚&若年出産が比較的?多めです

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