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ようこそ!自立と調和が共存するむらへ(京都府南山城村)

京都府で唯一の村、南山城村(みなみやましろむら)は、京都府相楽郡にある自然豊かな村だ。今回の取材のスタート地点・村役場に向けてJR大河原駅へと降り立ったらそこには、村の標語「自然が薫り 絆が生きる 自立するむら!みなみやましろ」のままに、思わず深呼吸したくなる一面の森林、そして茶畑が出迎えてくれた。

大河原駅から徒歩数分、村役場の手前側に文化芸術の拠点として造られたという「やまなみホール」を訪れたところで、同村むらづくり推進課の廣岡さん、岸田さんに南山城村の特徴や魅力等についてお話を伺った。

むらづくり推進課 係長 岸田さん、課長 廣岡さん

「現在南山城村の職員は50名程度おり、同じ相楽郡の笠置町・和束町に加えて、近隣には三重県伊賀市や奈良県奈良市、滋賀県甲賀市があります。お買い物等の生活圏としては、車で15分程度ですぐに行ける伊賀市を使う住民の方も多いですね。古くから避暑地として知られいて別荘地も多く、「関西の軽井沢」とも呼ばれているんです。観光では、ゴルフ場や温泉、プール、ホテル等を完備したレイクフォレストリゾートがあります。」(廣岡さん)

「その他には、伝統芸能で「田山花踊り」というのがありまして、昭和59年に京都府の指定無形民俗文化財に指定されています。また、何と言っても南山城村はお茶が有名ですね!和束町に次いでお茶畑の敷地面積が大変に広大な上、霧がよく出る気候もお茶づくりに大変向いているんです。住民の方はこの基幹産業に農家として携わっている方もいらっしゃいますし、奈良や大阪にも近いので、通勤で仕事をされている方も多いですね。」(岸田さん)

自然良し、文化良し、アクセス良しの南山城村だが、近年で最も大きなまちおこしの目玉として、2017年4月に開業した「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」があるという。

道の駅グランドオープンの様子

「村の小学校・保育園の近くに開業された道の駅は、村をあげてのプロジェクトとして特に力を入れてきました。この度。2017年4月15日にグランドオープン致しまして、住民が長い歴史をかけてこの土地で産み出してきたものを「村のダイジェスト版」として発表する場、というコンセプトを掲げて運営をスタートしています。」(岸田さん)

道の駅 グランドオープンの様子(施設内)

周りを見渡せば、山一面に広がり続ける茶畑が印象的な南山城村。この道の駅では、地域の方々がこの自然を活かしてつくりあげてきたものを「土の産(つちのうぶ)」と銘打って、商品販売だけでなく様々な体験の提案も含めて、村や府内外からも多くの方がわざわざ行きたくなるような拠点を目指しているという。

さらに南山城村では、そんな道の駅の取り組みに加えて、南山城村で活躍する様々な世代の人々にフォーカスし、移住や田舎暮らしを応援するウェブサイト「むらぷら(南山城村プラットフォーム)」を見ることで、その土地に生きる様々な顔や雰囲気を知ることも出来るそうなので、先ずはサイトを訪れるところから、「京都府唯一の村」を知り、触れてみることを是非オススメしたい。
道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村 https://michinoeki.kyoto.jp/
むらぷら(南山城村プラットフォーム) http://bt-nippon.or.jp/minami-yamashiro/

2017年春、京都・南山城村にオープンした「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」。今後の同村におけるまちおこしの目玉でもあるこの施設の運営や、南山城村のふるさと納税業務を推進しているのが、2015年に地元で創業した「株式会社南山城(以下、南山城)」だ。今回の移住者インタビューでは、それぞれIターン、Jターン、Uターンで移住し、南山城で働く”移住三兄弟”にお話を伺った。

株式会社南山城の中窪さん、田邊さん、中村さん

皆さんそれぞれの自己紹介と、移住のキッカケについて教えて下さい。
田邊さん:出身は滋賀で、和歌山のみかん農家で加工販売の営業の仕事をしていたのですが、村役場の道の駅準備室(当時)が地域おこし協力隊の募集をしているのを知り、そこに手を挙げる形で南山城村にいわゆるJターン移住をし、2年強になります。協力隊の任期を終え、今春からは南山城で働くことになりました。

中村さん:奈良県大和高田市出身です。大学生の時にお世話になっていた先生が南山城の代表とお知り合いだったご縁で、南山城村のことを知り、新卒で南山城に就職したことでIターン移住をしました。

中窪さん:私は地元がここ南山城村なので、Uターン組になります。20歳頃から静岡や東京に移り住み、一時は役者の道を志した時期もあったのですが、慣れ親しんだ地元の基幹産業でもあるお茶に関わる仕事をやりたいと決意したことで帰ってきました。

お三方はまさに、”移住(IJU)三兄弟”というわけですね!色んな選択肢がある中で、南山城村に移住する決めては何だったのでしょうか?
中窪さん:私は実家がお茶農家ということもあり、やはり根っこに地元やお茶に対する想いが強かったと思います。二人は、改めてどんな決め手で移住を決めたんだっけ?

中村さん:僕は、大学を卒業して社会人になる、という時に、地域に関わること、人と繋がれることを仕事にしたいと思っていたんです。だから南山城に出会って、「これだ」っていう感覚が決め手でしたね。

田邊さん:私の場合は、道の駅のプロジェクトが立ち上がるタイミングで南山城が会社としてそこにコミットしていくことを知り、地域の中で会社・組織のことを勉強できるチャンスだと感じたことが大きかったです。

なるほど。実際に南山城村に住んでみて、感じることはありますか?
田邊さん:自分の地元よりもむしろ移住をした後の方が、人間関係が濃いのを非常に感じていますね。地域の消防団のおじさんや近所の人との関わり合いとか。

中村さん:確かにそうですね。僕は村内のニュータウンに住んでいるのですが、近所を散歩しているおじさんに「中村君。柚子が出来たらちょうだいなー!」と声を掛けられて(笑) 地域に根ざした生活を通して痛感したのは、人と人との距離が近いことに加え、自分自身がの地元のことを殆ど知らなかったんだな、ということです。

中窪さん:ああ。逆に地元民としては、同じ感覚はあるかもしれないです。移住してきた人の方が、より地域に詳しいなと思うことが多いんです。最近も、出身者の私が田邊さんに地域の穴場スポットを教えてもらったり(笑) あとは、南山城村には芸術家やアーティスト肌の移住者が多い気がしますね。

南山城村で行われている音楽イベント「むらキャバ」の様子

その理由は、どんなところにあるのでしょう?
中窪さん:静かな自然の中で創作活動に没頭できる、というのはあると思いますね。南山城村は森林資源が豊富なので、樹脂を活用しているある創作家の方は、自然の素材を活かせるのが素晴らしいと仰っていました。

では、移住してみて不便だと感じることはありますか?
田邊さん:最初は買い物が少し不便だなと思っていましたが、伊賀市などにもアクセスが良いのですぐに慣れましたね。後は、お酒を飲むところが少ないくらいです(笑)

中村さん:僕も、夜空いているお店が少ないことくらいですね。

なるほど。南山城では、皆さんそれぞれどんなお仕事をしているのでしょうか?
中村さん:僕は、村で暮らし続けるための仕組み作りを期して、一次産業を支えることをテーマに仕事をしています。具体的には、みちの駅の運営や地域の素材を売る市場、お茶の淹れ方などの体験の場づくりなどを企画しています。「村の人が自ら村のことをやって、経済循環していく」という仕組み作りを学んで、南山城村に皆が憧れて来るような状況を作っていきたいですね。

田邊さん:自分は、ふるさと納税の業務委託で商品開発などがメインの仕事です。村には精肉店などが無いので、知り合いの農家さんに一軒一軒ドアノックして開拓をしていきました。ゼロからの手探りで進めてきましたが、なんとか返礼品の一覧がカタログとして形になった時は嬉しかったですね。南山城村は小規模自治体ですから、綺麗事だけではなく、村としていかに稼ぐか?ということを本当に真剣に考えないといけないと思っています。そのためにも今後は、今やっている事業を成長させて、地域の農家さん等に自信を持ってビジネスモデルを語っていけるような事例を生み出したいと思っています。

中窪さん:私の担当はやはりお茶でして、「村茶(村のお茶)」というブランディングをしていきたいと考えています。京都府内から出ているお茶は、3割強がここ南山城村産なのですが、これまでは宇治茶として売り出していたんです。南山城村産のお茶はブレンドをしないのが売りなので、農家さんそれぞれの個性や味の違いを広く発信していきたいんです。そして、地元のお茶が消費者にもっと顔が見える形で売れるような仕組みづくりをしていきたい。将来的には、家を継ごうと考えています。

ありがとうございます。最後に、移住検討者にメッセージをお願いできますか?
田邊さん:田舎=スローライフ なんて考えがちですが、実はビジネスだけで考えても地方は常に人が足りないので、チャレンジできる仕事って実は多いと思います。また、例えば料理ができる、営業ができると行った、都会では当たり前で目立ちようの無いようなことが田舎ではもの凄く貴重なんです。想いを持ったら、思い切って一度飛び込んでみることに尽きると思います。

中窪さん:僕は、移住者同士のコミュニケーションも大事だと思っているので、南山城村に興味を持たれた方は、是非我々のような移住経験者とお話してみて欲しいです。

中村さん:一度でも都会に出てる人って、客観的に物事を見れるし、自分の役割を見つけていけるから移住の経験って凄く良いと思います。南山城村は、自分のできることややりたいことを発見しやすい環境かな、とも思いますので、是非多くの方に興味を持って頂きたいです!

 

ありがとうございました!

南山城村(みなみやましろむら)は、京都府相楽郡にある京都府で唯一の村である。古くからお茶の栽培が盛んな地域であり、静岡茶、狭山茶と共に「日本三大茶」といわれる宇治茶の出荷が多いことで知られる。

村役場の外観

<特徴>
5ヶ年に渡る企画・準備を経て2017年に京都市以南では始めての道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」が竣工。今後の更なる少子高齢化等を見据え、地域産業の活性化を目指し、地域の買い物の場、地域の若者の就業等の場作りの拠点として今後様々なイベントや仕掛けを実施していくという。また、花踊り等の伝統行事に加えて「村キャバ」といった珍しいイベントも定期的に開催されており、近年では若手のアーティストなど特徴のある移住者が増えたことで、村外から移住関連の問い合わせも増加しているそうだ。

伝統行事「花踊り」

「村キャバ」の様子

<移住定住促進支援>
南山城村田舎暮らし定住促進奨励金制度として、インターネット・水道などを引き込むのにかかる費用を村で支援している他、近年では「空き家のリノベーション計画」と称して、地域の空き家利活用の大きな障害となっている片付けや修繕等の作業をイベント化することで、大掛かりな費用をかけずに住居可能な物件を開拓するような先進的なモデルづくりにもチャレンジをしている。

空き家リノベーション計画の様子

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京都府南山城村

  • 山がある
  • 温泉を楽しめる
  • 二地域居住に便利
  • 三大都市まで2時間以内
  • 医療・福祉施設がある
  • 育児支援がある
  • 住宅支援がある
  • 生活支援がある
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