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子育て環境の充実に向けて全力発展中!(大分県豊後高田市)

国東半島南部に位置する大分空港から、中央部の山岳エリアを縦断しながら車を走らせること約45分、今回の目的地である豊後高田市にたどり着いた。

日本夕陽百選に選ばれた真玉海岸も夕陽。季節や時間によって景色が変化するため、何度訪れても楽しめるスポットである。

日本夕陽百選に選ばれた真玉海岸も夕陽。季節や時間によって景色が変化するため、何度訪れても楽しめるスポットである。

大分県北部の国東半島の北西部に位置し、周防灘に面する豊後高田市。県庁所在地である大分市まで約60kmと比較的近い距離にあり、生活面、文化面等では中津市や宇佐市との関係が深い。

そんな豊後高田市の中心商店街は、江戸時代から昭和30年代まで、国東半島最大の町として栄えていた。しかし、次第に時代の波に取り残され、全国各地の多くの商店街と同じく、衰退の一途をたどっていくことに。そこで商店街が元気だった最後の時代、昭和30年代の元気、そして活気を蘇らせようと、2001年に立ち上げられたのが「昭和の町」である。

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当初9店舗からスタートした昭和の町認定店は、現在は40店舗ほどになり、その昔懐かしいレトロな街並みが全国的に脚光を浴び、年間約36万人もの来訪者を迎える商店街として再生に成功した。

 

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そんな豊後高田市は、移住専門誌が発表する「住みたい田舎ベストランキング」で、4年連続ベスト3入り(2013年は第1位)を達成しており、特に子育て世代の移住先として注目を集めている。

「2014年度は117世帯、2015年度は134世帯と、この数年、毎年のように移住者が増えていて、その多くが子育て世代です。そして一人っ子よりも、二人、三人とお子さんがいる世帯も多く、お子さんが小学校に入るタイミングで移住されてくるケースも多いですね。」(豊後高田市役所 地域活力創造課 定住促進係・安田文子さん)

豊後高田市役所 地域活力創造課 定住促進係・安田文子さん(左)、大塚佳代さん(右)

豊後高田市役所 地域活力創造課 定住促進係・安田文子さん(左)、大塚佳代さん(右)

そしてその大きな要因として、大塚佳代さんは「移住・定住支援策の充実」「子育て支援策の充実」を挙げた。

最近は移住者誘致に向けて、全国の自治体がさまざまな支援策を用意しているので、ちょっとやそっとの支援策では決め手になりづらい。しかし豊後高田市では、2011年度から本格的に移住者誘致を推進し、年々充実が図られてきたので、今では移住時の住居や就業・起業はもちろん、結婚、妊娠・出産、育児・教育といったライフステージに合わせた支援、さらには日常生活に至るまで100種類以上の支援策が用意されていて、まさに「痒い所に手が届く」ものとなっている。

そして、さらに話を聞いていくと、「働くママ、働きたいママ」向けの施策が、特に充実していることが分かった。

「都会と比較すると、どうしても地方は収入面では落ちてしまうかもしれません。しかし、共働きが出来れば、十分に補うことが可能です。そこで豊後高田市では、ママが働きやすい環境の整備に力を入れています。」と大塚佳代さんは説明する。

実際どのような取り組みが進められているのか、いくつか例を見ていこう。

 

■無料の市営塾「学びの21世紀塾」

もともと豊後高田市は、全国や県内の学力調査では、正直あまり芳しい結果が残せていなかった。そこで、2002年に完全学校週5日制が始まるのを機に、教育に力を入れようと始まったのが「学びの21世紀塾」(以下21世紀塾)だ。

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21世紀塾は、幼保・小・中学生を対象とした市営塾であり、リタイアした元教員や大学生などが講師となり、国語・算数といった教科や、英会話・パソコンなど、さまざまなカリキュラムを、土曜日や放課後に無料で習うことが出来る。

「21世紀塾は、東大を目指そうといった進学塾ではなく、豊後高田市に住む子どもたちの基礎学力の向上、そして生きていくうえで必要な素養を身につけてもらおうという取り組みです。したがって学科だけでなく、料理教室や和太鼓などの体験学習も行っています。」(安田さん)

そして21世紀塾によって、豊後高田市の子どもたちの学力は向上し、今では全国及び大分県学力調査で、毎年上位を占めるようになるとともに、今後の教育の在り方を探ろうと、文部科学大臣が視察に来るほどまでになっている。

 

■保育・遊戯環境

また幼い子どもを抱えるママたちに評判なのが、「花っこルーム」だ。豊後高田市は、海に囲まれ、内陸部には山があるなど、自然環境に恵まれている。その一方で、日常的に海、山に行くわけにはいかないし、また子どもが小さいと、一人で遊ばせるわけにもいかない。

そのようななかで「花っこルーム」は、屋内公園として、夏は涼しく、冬は温かく、快適に遊ばせることが出来るので重宝されている。特に移住したばかりで、知り合いがいなくて心細いママにとっては、「花っこルーム」でママ同士、子ども同士が交流することで、知り合いを増やしていくのに、もってこいの場所と言えよう。移住してきた直後に、まず「花っこルーム」を訪れるママも実際多いそうだ。

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また保育園に関しても、待機児童がゼロなのはもちろん、月就労時間が60時間以内の場合、通常は入園対象外となってしまうが、豊後高田市の場合は、市内の各保育園および「花っこルーム」に、500円(4時間まで)から預けることが出来る。

 

■仕事探し

そして仕事を探したい場合には、「花っこルーム」と同じ施設内に「子育てmama相談窓口」が設置されており、子育て全般の相談はもちろん、就労に関する相談・情報提供などの支援を行っている。

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ただ子どもの年齢や状況によっては、働きたい意思があっても、いろいろと制約が発生する場合もあるだろう。そこで豊後高田市では、民間企業と連携して「babytube」という子育て支援サイトを立ち上げて、同サイトの記事を制作する在宅ワークを提供したり、育児の状況に応じて働けるように、複数のママで分業するワークシェアリング体制を推進したりもしている。

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結婚を機にイタリアで暮らしていた椎葉望さん一家も、充実した子育て環境、そして共働き環境を求めて、豊後高田市に移住してきた一組だ。旦那さんの仕事が忙しく、なかなか家族団らんの時間が持てなかったことから、望さんも働きに出るべく、日本への移住を考えたという。

2016年夏に豊後高田市に移住し、現在は市内にある「長崎鼻リゾートキャンプ場」内で、旦那さんはひまわり畑、望さんはレストランで働いている。

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椎葉望さん(左)ご一家

「まずは移住体験施設に2週間ほど滞在し、毎日のように『花っこルーム』に子どもを預けては、市役所の方と一緒に、物件や仕事を探しました。『花っこルーム』みたいな場所があったこと、そして市役所の方の親身な対応や支援制度があったおかげで、すんなりと移住生活を始めることが出来ました。」と、豊後高田市での移住ライフに満足している。

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子育て環境として、田舎を志向する若年世帯が増えている。一方で、自然豊かな地域は全国各地にあるし、子育て関連の補助・助成を用意する自治体も、最近は増えてきている。

しかし単に金銭的な支援があれば良いというわけでは決してない。

そのようななか豊後高田市は、金銭的な支援にとどまらず、「子育てしやすい環境」「共働きしやすい環境」など、“環境づくり”そのものに力を入れていて、何年も歳月をかけて取り組まれてきた。

さらに今回話を聞かせてもらった移住者が皆一様に「市役所担当者の迅速且つ親身な対応」を口にしていたことからも分かるように、環境や制度に加えて、実際に運用する担当者の情熱こそが、移住者にとって最大の支援と言えるかもしれない。

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マンションでは近所に気を遣ってしまい、なかなかのびのびと子育てが出来ないことから、豊後高田市に移住してきた松島大介さん。
「いくつか候補先を選んで、コンタクトを取ったところ、一番対応が早く、丁寧だったのが豊後高田市でした。
下手したら豊後高田市に移住を決めた後に、ようやく連絡がきたところもありました(笑)。」と、市役所の対応の良さが決め手だったと語る。

 

まずは、あなたの希望や悩みを、そんな情熱溢れる豊後高田市の担当者にぶつけてみよう。きっとあなたの移住ライフの実現に向けて、二人三脚で一緒に汗をかいてくれるに違いない。

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豊後高田市IJU支援サイト http://bungotakada-iju.jp/

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土居慶一郎さん ひとみさん(ともに大阪府出身)

 

田舎暮らしを考えたきっかけは、どんなことだったのですか?

(慶一郎さん、以下慶)お互いに両親の面倒を見る立場だったことから、3世帯が一緒に暮らすことを考えたとき、必然と田舎で一軒家を持つことになるだろうと思っていました。また当時、大阪の飲食店で16年間働いていたのですが、自分のお店を持ちたいという夢を持っていました。

ただ、どちらも具体的な時期までは考えていなかったのですが、ある日妻から「いずれって言うばかりで、いつにするの?」と迫られました(笑)。そこで「じゃあ来年にしよう」という話になり、2014年に妻の両親と一緒に移住してきました。また2017年春には、私の両親も移住してくる予定です。

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豊後高田市に決めた理由は何だったのですか?

(ひとみさん、以下ひ)具体的に移住を検討するにあたって、移住専門誌を開いたら、ちょうど「住みたい田舎ベストランキング」が掲載されていて、そのとき(2013年)の第1位が豊後高田市でした。候補地を下見するにあたって、どこを差し置いても、第1位は外せないだろうという話になり、そこでまずは2泊3日の体験ツアーに、私の母と二人で参加しました。

体験ツアーでは、民家に泊まらせていただいたり、ちょうどそのタイミングでお祭りが開催されていたりしたことから、地元の方々といろいろと交流させていただき、人の温かさに触れたのが一番の決め手となりました。

(慶)妻は体験ツアーですっかりその気になっていましたが、私は仕事の都合で体験ツアーに参加できなかったので、改めて家族で豊後高田市を何度か訪問しました。

そして足を運ぶたびに、私もどんどん惹かれていき、最後の方はもう豊後高田市へ移住することを前提に、空き家を探したり、市役所に相談に行ったりしました。

 

昭和の町で飲食店をやられているとお伺いしましたが、移住直後に開業されたのですか?

(慶)いずれは自分のお店を持ちたいと考えていましたが、見知らぬ土地に来たばかりで、すぐに開業できるとは思っていなかったので、最初は飲食関係の求人を探していました。

そのときに市役所の方から、昭和の町で開業を考えている人を対象にした育成プロジェクトがあると教えていただき、まずはそのプロジェクトを運営する会社のスタッフという形で、お給料をいただきながら、開業に向けて準備を進めました。

そして満を持して2015年3月に、からあげ屋さんをオープンしました。また、もともとは大阪にちなんだ商品を取り扱いたいと思っていたので、冬限定でぶたまんも販売しています。

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お子さんはすぐにこちらの生活になじめましたか?

(ひ)男の子二人(小4、小2)と、女の子一人(小6)の3人の子どもがいますが、長男と次男は、すぐに友達が出来ました。一方長女は、溶け込むまでに少し時間がかかりましたが、今は友達も出来、楽しくやっているので、振り返れば良い社会勉強になったのではないかなと思います。

(慶)大阪時代は、子どもたちが学校に行った後に私が起きて、仕事から帰ってきたら、子どもたちは既に寝てしまっているという感じでした。

それが、こちらに来てからは、子どもたちと一緒にいる時間が格段に増えました。ただ子どもたちからしたら、今まではほとんど叱る機会がありませんでしたが、父親から叱られることが増えたと感じているようです(笑)。

(ひ)今までは「お父さん」と口にするよりも、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と口にすることのほうが多かったので、「お父さん」と口にする回数が増えたことは、私にとっても嬉しい限りですね。

 

では最後に一言お願いいたします。

(慶)おかげさまで、こちらに移住して、仕事も子育ても充実しています。豊後高田市の暮らしをもっと多くの人たちに知ってもらえるように、私たちに出来ることは積極的にお手伝いさせていただきたいと思います。

(ひ)うちのお店には、移住されてきた方も、よくいらっしゃいます。移住してきた方が交流したり、地域に溶け込んだりする、そんな場所になれば嬉しく思います。

 

有難うございました。

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大分県豊後高田市は、大分県の北東部、国東半島の北西部に位置し、西は宇佐市、東は国東市、南は杵築市と接している。

 

<アクセス>
電車
宇佐駅→大分駅(日豊本線) / 約40分(特急利用)
宇佐駅→博多駅(鹿児島本線・日豊本線) / 約1時間35分(特急利用)
宇佐駅→小倉駅(日豊本線) / 約50分(特急利用)


大分市まで約60km / 約60分

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<自然環境>
市の東部から南部にかけて、ハジカミ山、尻付山、両子山や日本三叡山に数えられる西叡山等の山々が連なり、国東半島のほぼ中央の両子山から、放射状に谷や峰々が延びた地形となっており、その谷間を桂川、真玉川、竹田川が走り、河口付近に市街地が形成されている。

2013年には「世界農業遺産」に認定され、山間部及び海岸部の自然景観や農村集落景観、六郷満山文化ゆかりの史跡等、豊かな自然と歴史文化などの地域資源が豊富である。

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<気候>
周防灘に面した瀬戸内海気候で、年平均気温15.9℃(春 17.9℃、夏 25.7℃、秋 13.7℃、冬 6.5℃)と温暖な気候である。

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<生活環境>
中心市街地には、市役所・病院・スーパー・金融機関・郵便局、図書館、公園などが、半径1km圏内にまとまっている。(写真は高田中央病院)

また市内全域で、FTTH(光)方式によるケーブルネットワークが整備されていて、ケーブルテレビ放送、高速インターネット、加入者間無料電話が利用可能である。

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大分県豊後高田市

  • 夏が涼しい
  • 冬が暖かい
  • 海がある
  • 山がある
  • 温泉を楽しめる
  • 二地域居住に便利
  • 医療・福祉施設がある
  • 交流・体験・お試し制度がある
  • 農林水産業従事への支援がある
  • 育児支援がある
  • 住宅支援がある
  • 起業支援がある
  • 就職・転職支援がある
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