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中国・四国
ルポ

「仕事はあるのに人が足りない」そんな田舎を発見!(徳島県美波町)

徳島阿波おどり空港に降り立ち、車を走らせて徳島市内を抜けると次第に田舎風景へと変わっていく。そして車を走らせること1時間半、長らく続いた山道をようやく抜けると、目の前には太平洋が広がっていた。

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徳島県美波町。海と山に囲まれたこの町は、古くからお遍路さんが町中を往来していたことから外来者への抵抗がなく、すれ違うたびに「どっから来たんだ?」「今日も天気がええなー」と気さくに声をかけられる。

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そんな美波町も1970年代以降人口減少が続いてきたが、最近はマスコミで取り上げられることが多くなり、それに伴って移住者も増えてきているそうだ。

そのきっかけはサテライトオフィス。自然に囲まれた職場環境を設けることで、仕事一辺倒ではなく、仕事とプライベートの両方を充実させようという考え方が都会の企業の間で少しずつ広がり、美波町には現在13社のサテライトオフィスが開設されている。

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サイファー・テックのサテライトオフィス「美波Lab」に隣接する田んぼでは、毎年GWになるとサテライトオフィス進出企業が合同で田植えを実施する。

「海がきれい、山が凄い。そんな地域は日本中にありますが、美波町の特長は海も山も、そして渓流も、すべてが数キロ以内に凝縮されていることですね」と、サテライトオフィスを最初に美波町に開設したサイファー・テックの吉田基晴さんは胸を張る。
早朝に海で船釣りを楽しんだ後、昼間には渓流でフライフィッシングを楽しむ。そして夕方には海や川で釣った魚と、狩猟の免許を持つ社員が仕留めた鹿や猪で地元の人たちとバーベキューをするなんてことも日常茶飯事だそうだ。

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狩猟したイノシシをふるまうITハンター!

また大阪でクラウドコンピューティング関連のシステム開発を営む鈴木商店も、代表の鈴木史郎氏が趣味のサーフィンや釣りを楽しみながら仕事ができる環境を求めて、2013年に美波町に進出した。

お母さんと一緒に美波町に移住してきた鈴木商店の小林武喜さんは、「漁師さんが多くいる地域に移住し てきましたが、移住当初から温かく受け入れてもらい、本当にお世話になっています。だから少しでもお役に立てればという思いで、仕事を始める前に漁師さん のお手伝いをさせてもらっています。移住する前と比べて、よく話し、よく笑うようになったと感じています。」と移住してきて、地元の人との交流を通じて自分自身が変われたと話す。

さらにサイファー・テックの吉田さんは、サテライトオフィス進出をきっかけに、地方は課題が山積して いることを目の当たりにして、その課題をビジネスの力で解決しようと、サイファー・テックとは別に地域活性事業を展開する株式会社あわえを美波町に立ち上 げた。現在あわえでは吉田さんの想いに共感したIターン組やUターン組が次々に美波町に集結して、お互いの経験を活かしながら地域文化(コト)、地域産業 (カネ)、地域コミュニティ(ヒト)を次世代に継承すべく奮闘している。

そのうちの一人、神奈川県出身で前職まで東京のWEB制作会社に勤務していた山下拓未さんは「東京だ と人も多いし課題と言われることも大きすぎるので、自分がやったことの意義をなかなか実感出来なかったのですが、地方だと些細なことでも人の役に立ててい ることが実感でき、自分のアイデンティティを再認識できるようになりました」と話す。

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かつて地域交流の空間だった「銭湯」跡を地元住民の集いの場へリノベーション

そんな移住者たちの様子を日々目の当たりにしている美波町役場総務企画課主査の鍛治淳也さん(画像)は「都会では得られにくいゆっくりとした刻の流れ、季節の移ろい、人の温かさが感じられるこの地で皆さんとても楽しそうに生活されています。“地域創生”というワードが飛び交う昨今ですが、美波町へ移られて地域の方とふれあい、お互いの笑顔が見られる。それだけで地域が元気になっていると思います。」と語る。

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そしてサテライトオフィスを美波町に開設した企業の多くは、進出をきっかけに事業が順調に推移するようになり、現在各社で移住社員を募集している。

「地方で働きたいが仕事がない」と言われて久しいが、美波町では「仕事はあるが人が足りない」という、まさに地方移住を検討しているにはもってこいの状況だ。
我こそはと思う人は、ぜひ各社の求人をチェックしてみよう!

 

美波町へのサテライトオフィス進出や移住の相談は、以下ホームページからお問い合わせください。

美波町サテライトオフィス http://minami-satelliteoffice.jp/

掲載企業への問い合わせ・応募は各社HPからお願いいたします。

<ITエンジニア系求人>

サイファー・テック株式会社 http://www.cyphertec.co.jp/minami/recruit.html

株式会社鈴木商店 http://www.suzukishouten.co.jp/mikumoya/

<地域おこし系人材>

株式会社あわえ http://www.awae.co.jp/

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住吉二郎さん(埼玉県出身)

 

美波へ移住しようと思ったきっかけは何だったのですか?

生まれも育ちも埼玉県であり、これまでは東京都内のIT企業でソフトウェア開発に携わっていました。一方でサーフィンが好きなこともあって、以前から都会よりも田舎の海沿いで暮らすことに魅力を感じており、移住先を検討していたところ、サイファー・テックが「美波Lab」を設立するというニュースを知り、応募いたしました。

 

移住の決め手は何だったのですか?

はじめて美波町に訪れた際に、ご紹介いただいたローカルサーファーに親切に接していただき安心できたこと、そしてなにより美波町の“海”の美しさに魅かれ、移住を決めました。

 

移住するにあたって、周りの反応はいかがでしたか?

「サーフィンが好きだから」という理由で全国各地の海沿いに移住するサーファーは珍しくありませんが、美波町の土地柄があまり知られていないこともあり、私の周囲はやはり驚いていました。
両親も初めは驚いていましたが「自由にやりなさい」と後押ししてくれました。両親は香川県出身なので、四国への移住も理解していただけたのかと思います。

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実際に美波に移住されてみて、いかがですか?

東京で働いていた頃は、毎日往復2~3時間かけて満員電車で通勤していましたが、美波町ではその時間をサーフィンに充てるなど、仕事と趣味が両立できる環境にとても満足しています。
またサーフィンだけではなく、地元のお祭りや阿波踊り、飲み会などさまざまなイベントや地域活動に声をかけていただき、充実した日々が過ごせています。

 

美波の良さは何だと思いますか?

美波町は海だけでなく、海・山・川すべてがコンパクトにまとまっており、その街並みがとても素敵だと思います。お遍路さんの霊場でもある薬王寺から見た景色が象徴的かなと思います。そんな自然に育まれた食べ物が美味しいのも魅力ですね。
そしてなにより人が温かいのが一番です。移住するまでは町に溶け込めるかどうかとても不安でしたが、地元の方々からたくさん声をかけていただき、町人として受け入れてくれていることに大変感謝しています。

 

有難うございました。

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美波町は、2006年に日和佐町と由岐町が合併して誕生しました。

日和佐町と由岐町は昔から上灘と呼ばれており、徳島県の南東部に位置しています。北は阿南市、那賀町、西は牟岐町、海陽町に接し、南東は太平洋に望み、暖かい黒潮の良好な漁場を有しています。海岸部は、海亀が産卵をする砂浜、陸けい島、離島、海食崖、海食窪、海食洞、多様な岩礁など、非常に変化に富んだ海岸線となっており、多くは「室戸阿南海岸国定公園」に指定され、風光明媚なリアス式海岸となっています。

太平洋気候区域にあり、年間の降雨量は約3,000ミリという日本の最多雨地域です。沿岸では平均気温が約16度になり、真冬でも海水温が10度以下に下がることはなく、冬でも暖かな気候です。海岸部や離島には亜熱帯植物が分布しています。

 

■ウミガメとマリンスポーツと祭りの町

徳島県の南部に位置する美波町は、太平洋の大海原と山の自然、澄み切った川に囲まれた自然豊かな町です。サーフィンやダイビングなどマリンスポーツも盛んで、夏から秋にかけて多くの観光客で賑わいます。

四国霊場23番札所である薬王寺が町の中心部に鎮座することからお遍路さんで門前町は賑わい、室戸阿南海岸指定公園でもある大浜海岸では夏になるとアカウミガメが産卵に訪れます。

また、秋には八幡神社で大きな秋祭りがあり、美波町の一大イベントになっています。

 

 

■おいしい海の幸と山の幸がたくさん

太平洋の黒潮によってもたらされる海の幸や、清流に洗われた綺麗な土で育つ野菜。それらを使った漁師めしや郷土料理など県南部には豊富な資源や食文化があります。

夏には鮎やうなぎ、秋になると伊勢海老やアオリイカ、寒くなるとアワビやサザエなど季節によって違った恵みを与えてくれる海山川。そんな食材をふんだんに使った”地元めし”は格別です。

一度食べるともう都会での料理に満足できなくなるかもしれませんね。

 

■長い歴史を持った日和佐八幡神社秋祭りなど町を守る文化の礎

秋になると日和佐八幡神社で大きな秋祭りがあります。このお祭は、8地区からそれぞれ”ちょうさ”と呼ばれる大きな太鼓屋台(布団太鼓)が出て、神社のお神輿について町を練り歩きます。

見どころはなんといってもウミガメの産卵で有名な大浜海岸から海に勇壮に向かっていく”お浜出”で、一年の豊漁豊作を祝う氏子の祭りとして、 明治初年から現在まで続いてきました。

美波町ではたくさんのお祭りや風習が現在も残っており、歴史や文化を次世代に残そうとする働きが、年配の世代から若い世代まで様々な町民の交流につながっています。

先人の想いを引き継ぎこれからも続けていきたい、そう思える歴史がこの町にはたくさんあります。

 

 

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徳島県美波町

  • 冬が暖かい
  • 海がある
  • 山がある
  • 温泉を楽しめる
  • 育児支援がある
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